シンガポールを拠点とするパークソン・リテール・アジア(Parkson Retail Asia Co., Ltd.)は、同社子会社のパークソン・ベトナム(Parkson Vietnam)が28日、ホーチミン市人民裁判所に対し、破産手続きの開始を申し立てたと明らかにした。
パークソン・ベトナムは、ベトナム国内においてマレーシア系百貨店パークソン(Parkson=百盛)を運営している。2005年にベトナム1号店をオープンし、最盛期には全国で10店舗を運営していた。
しかし、経営不振により2015年から店舗数を徐々に減らしていき、さらにコロナ禍が同社の経営活動に大打撃を与えた。2023年4月現在、営業を続けているのは、2005年にホーチミン市1区レタイントン(Le Thanh Ton)通りにオープンした同国1号店「パークソン・サイゴン・ツーリスト・プラザ(Parkson Saigon Tourist Plaza)」のみとなっている。
今回の破産申請により、パークソンは18年の歴史に幕を下ろして、ベトナムから撤退することになる。
Viet-jo
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